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2025.09.01
仮想通貨(ビットコイン)はやめとけといわれる理由は?知っておくべきリスクやメリットを紹介

 

仮想通貨(ビットコイン)はやめとけといわれる理由は?知っておくべきリスクやメリットを紹介

 

「仮想通貨(ビットコイン)投資はやめておいたほうがいい?」

「仮想通貨のリスクやメリットは?」

仮想通貨(ビットコイン)は近年注目を集めていますが、「やめとけ」と言われることも少なくありません。

本記事では、仮想通貨のリスクや向いていない人の特徴、メリットや始める際の注意点まで詳しく解説します。

投資を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。

 

仮想通貨が「やめとけ」と言われる理由

 

仮想通貨が「やめとけ」と言われる理由は、主に以下の5つです。

・価格変動が激しく大きな損失を出すリスクがある

・詐欺・ハッキングのリスクがある

・規制の影響で資産凍結のリスクがある

・専門用語が多く初心者にはわかりにくい

・歴史が浅く信用度が低い

 

仮想通貨は魅力的な投資対象として注目されていますが、同時にいくつかのリスクを伴います。

価格変動の激しさや詐欺・ハッキングのリスク、さらには規制による資産凍結の可能性もあります。

初心者にとっては専門用語が多く理解しにくい点もあり、慎重な判断が必要です。

以下では、仮想通貨が「やめとけ」と言われる主な理由を詳しく解説します。

 

価格変動が激しく大きな損失を出すリスクがある

仮想通貨は他の金融資産に比べて価格変動が激しく、短期間で価値が半減することも珍しくありません。

特にビットコインやアルトコインは、数日で数十%もの変動を見せることがあり、初心者が冷静な判断をするのは難しいでしょう。

一時的な高騰に惑わされて購入し、暴落で大きな損失を出すケースも少なくありません。

長期的な視点を持たずに投資を行うと、大きなリスクを伴うことになります。

 

詐欺・ハッキングのリスクがある

仮想通貨市場には、詐欺やハッキングのリスクがつきものです。

実際に過去には、大手取引所がハッキングされ数百億円規模の被害が発生したケースもあります。

  • マウントゴックス事件(2014年2月):当時のレートで約490億円の被害
  • コインチェック事件(2018年1月):当時のレートで約580億円の被害

参考:コインチェック株式会社に対する行政処分について:財務省関東財務局

 

また、「確実に儲かる」といった投資話に騙され、資産を失う人も少なくありません。

仮想通貨の特性上、一度送金してしまうと取り戻すことは困難であり、自己管理の徹底が求められます。

 

規制の影響で資産凍結のリスクがある

各国の政府は仮想通貨の規制を強化しており、国によっては取引そのものが禁止されるケースもあります。

特に金融当局の監視が厳しくなっており、一部の国では仮想通貨取引が制限され、資産が凍結される可能性もあります。

日本国内でも金融庁の規制により、一部の取引所が運営停止や業務改善命令を受けた事例があります。

参考:仮想通貨交換業者に対するこれまでの対応等|金融庁

さらに、海外の未登録取引所を利用していた場合、規制によりアカウントが凍結され、資産を引き出せなくなる可能性もあるでしょう。

 

専門用語が多く初心者にはわかりにくい

仮想通貨は専門用語が多く、初心者にはハードルが高い分野です。

知識がないまま投資を始めると、誤った取引を行い損失を出すリスクが高まります。

仮想通貨の税制や送金ルールも独特で、適切な知識がないと確定申告の際にトラブルになることもあります。

そのため、仮想通貨投資を始める前に、基本的な用語や仕組みを学び、リスクを理解したうえで取引を行うことが重要です。

 

歴史が浅く信用度が低い

仮想通貨は2009年にビットコインが誕生してから約15年ほどの歴史しかなく、従来の金融資産と比べると信用度が低いと見なされることがあります。

さらに、仮想通貨は未成熟な市場であり、価格が投機的な動きに左右されやすいという特徴があります。

そのため、安定した資産運用を求める投資家には不向きな面があると言えるでしょう。

 

仮想通貨が向いていない人の特徴

仮想通貨が向いていない人の特徴は、主に以下の3つです。

・短期間で大きく儲けようとする人
・リスク管理が苦手な人
・税金や確定申告が面倒に感じる人

仮想通貨は適切な知識とリスク管理が求められる投資手段であり、安易に手を出すと大きな損失を被る可能性があります。

自分に向いているかどうかを慎重に判断し、無理のない範囲で投資を行うようにしましょう。

 

短期間で大きく儲けようとする人

仮想通貨は値動きが激しいため、短期間で利益を得ることができる可能性もあります。

しかし、一攫千金を狙って無計画に投資を行うと、逆に大きな損失を被ることになりかねません。

また、レバレッジをかけた取引では、資金を増やせる反面、損失も膨らみやすく、初心者にはハードルが高いと言えます。

仮想通貨は長期的な視点で投資をすることが重要であり、短期間での利益を求める人には向いていないでしょう。

 

リスク管理が苦手な人

仮想通貨は価格変動が大きく、時には短期間で価値が半減することもあります。

そのため、リスク管理ができず、冷静な判断が苦手な人には向いていません。

また、資金管理のルールを決めずに投資をすると、損失が膨らみやすく、資産を守ることが難しいでしょう。

計画的に投資できる人でなければリスクを最小限に抑えることは難しいでしょう。

 

税金や確定申告が面倒に感じる人

仮想通貨の利益は雑所得に分類されるため、年間20万円以上の利益が出た場合は確定申告が必要になります。

株式投資の「申告分離課税」とは異なり、累進課税が適用されるため、最大55%もの税率がかかることもあります。

さらに、仮想通貨の取引履歴は複雑になりやすく、売買の記録を細かく管理しなければならないため、確定申告の負担が大きいのが特徴です。

また、仮想通貨で損失が出ても、他の所得と損益通算ができない※ため、税制面でのデメリットもあります。

税金や確定申告が面倒に感じる人は、仮想通貨以外の資産運用を検討したほうが良いでしょう。

※仮想通貨の損益は、同一年内に発生した他の雑所得と相殺可能。

 

仮想通貨のメリット

仮想通貨にはいくつかリスクがありますが、正しく運用すればメリットも存在します。

主なメリットは、以下の3つです。

・24時間365日取引が可能
・金融機関を介さずに送金・決済が可能
・国際送金の手数料が低く送金スピードが速い

それぞれのメリットについて、以下で詳しく見ていきましょう。

 

24時間365日取引が可能

仮想通貨は株式市場とは異なり、24時間365日取引が可能です。

一般的な株式市場は平日の決められた時間帯にしか取引できませんが、仮想通貨は土日や深夜でも売買ができるため、仕事や日中の予定で忙しい人でも自由に取引を行うことができます。

また、海外市場の影響を直接受けるため、深夜や早朝に大きく価格が変動することもあります。

そのため、常に市場をチェックできる環境が整っていれば、タイミングを逃さず取引できる点もメリットです。

 

金融機関を介さずに送金・決済が可能

仮想通貨は銀行などの金融機関を介さずに、個人間で直接送金できるという特徴があります。

従来の銀行振込では、送金先の口座情報を登録し、営業時間内に手続きを行う必要がありますが、仮想通貨なら24時間いつでも送金が可能です。

また、銀行を経由しないため、送金手数料が低く抑えられるケースも多く、特に海外送金では銀行振込よりもコストを削減できる可能性があります。

 

国際送金の手数料が低く送金スピードが速い

仮想通貨は、従来の銀行送金に比べて国際送金の手数料が低く、送金スピードも速いのが大きなメリットです。

通常、銀行を利用した海外送金では、中継銀行を経由するため、数千円~1万円以上の手数料がかかることがありますが、仮想通貨を利用すれば、数百円程度の手数料で送金できるケースもあります。

また、従来の海外送金は着金までに数日かかることが一般的ですが、仮想通貨なら数分~数時間で完了することが多く、迅速な取引が可能です。

特に、ビットコインは国際送金に特化した仕組みを持っており、より効率的に送金を行えます。

海外との取引が多い人にとっては便利な手段となるでしょう。

 

仮想通貨を始める前に知っておきたいチェックポイント

仮想通貨投資を始める際には、リスクを最小限に抑えるための対策が必要です。

・セキュリティ対策を徹底する
・金融庁に登録された取引所を利用する
・損切りのルールを決めておく
・投資額は「余剰資金」の範囲内にする

以下では、それぞれのポイントについて詳しく解説します。

 

セキュリティ対策を徹底する

仮想通貨はハッキングのリスクがあるため、強固なセキュリティ対策が不可欠です。

仮想通貨はデジタル資産であるため、ハッキングや詐欺のリスクが常につきまといます。

そのため、二段階認証の設定や強固なパスワードの使用が必須です。

また、取引所のウォレットではなく、自分専用のハードウェアウォレットやコールドウォレット(オフライン管理)を活用することも大切です。

仮想通貨は自己管理が基本となるため、慎重な対応を心がけましょう。

 

金融庁に登録された取引所を利用する

安全な取引を行うためには、金融庁に登録された国内の取引所を利用することが重要です。

日本国内では、金融庁の審査を通過した取引所のみが運営を許可されており、利用者保護の観点から厳格な基準が設けられています。

参考:暗号資産交換業者登録一覧|金融庁

無登録の取引所はリスクが高いため、避けたほうが無難です。

 

損切りのルールを決めておく

急な価格変動に備え、事前に損切り(ロスカット)のルールを決めておくことが重要です。

価格が一定の割合まで下落したら売却する、もしくは特定の金額を下回ったら手放すなど、明確な基準を設定することで、冷静な判断がしやすくなります。

また、レバレッジ取引を行う場合は、損切りを怠ると借入額が膨らみ、大きな負債を抱えるリスクもあります。

長期的な視点で投資を続けるためにも、適切なリスク管理を行い、自分の許容範囲を超えた損失を出さないように注意しましょう。

 

投資額は「余剰資金」の範囲内にする

投資額は生活費や貯蓄を切り崩さず、「余剰資金」の範囲内で行うことが重要です。

借金をしてまで投資を行うのは危険で、相場の急落によって返済が困難になるリスクも考えられます。

また、全資産を仮想通貨に集中させるのではなく、株式や預金など他の資産と分散して保有することで、リスクを軽減できます。

余剰資金の範囲を守り、無理のない資金管理を徹底しましょう。

 

安定した資産運用を希望するなら「不動産クラウドファンディング」

仮想通貨は価格変動が激しく、短期間で大きな利益を得られる可能性がある一方でリスクもあるため、安定した資産運用には向いていません。

そのため、リスクを抑えながら資産を増やしたい人には、「不動産クラウドファンディング」がおすすめです。

不動産クラウドファンディングとは、複数の投資家が資金を出し合い、不動産の賃貸収入や売却益を分配する仕組みです。

比較的安定した利回りが期待でき、投資のハードルも低いため、初心者でも始めやすいのが特徴です。

また、運用は専門の事業者が行うため、手間をかけずに投資できるメリットもあります。

仮想通貨の価格変動にストレスを感じる人や、安定した資産運用を求める人は、不動産クラウドファンディングを検討してみると良いでしょう。

 

まとめ

仮想通貨は大きな利益を得られる可能性がある一方で、いくつかのデメリットを抱えていることから、「やめとけ」と言われることも少なくありません。

特に、短期間で大きく儲けようとする人や、リスク管理が苦手な人には向いておらず、慎重な判断が必要です。

一方で、24時間取引が可能であったり、金融機関を介さずに送金できるなどのメリットもあり、リスクを理解した上で活用すれば有益な投資手段にもなります。

安定した資産運用を求める場合は、不動産クラウドファンディングなど他の選択肢も検討し、自分に合った投資方法を選びましょう。